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           古材を用いた4世代の家。





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000年 第13回茨城建築文化賞(優秀賞受賞)



   雑誌「住宅建築」 1999年10月号に掲載

80歳台代の祖母、50代の当主夫婦、30代の若夫婦と幼児2名の4世代7人家族の家です。

 建物規模は、2階建、延約82坪です。幼児達が発する生活雑音及生活時間帯のずれ等、祖母及当主夫婦の寝室エリアと若夫婦と幼児達のエリアが上下で重ならぬ様に平面計画をした住まいですが、玄関・ 台所・ 食堂・浴室は共有の住まいです。 

 縁があり、県北部の江戸時代の農家が取り壊されるとの 知らせが 入り、当方で取り壊し代金を負担することで譲り受け、 古梁・すす竹の古材を再活用した住まいです。幼児達に江戸時代の大黒柱がある部屋で育った思い出となれば 幸いと子供室にあえて組み込みました。


現代版の人工的すす竹とは異なり、いろりで燻され、煙りの 流れで生じたすす竹は、なわめの模様と共に 色の濃淡が1本1本違う 味わいの色合いの表情を見せてくれます。 古梁にしろ、すすにしろ、用の美の材料ですが用の美の 役目を 果たし終えても、美しいものは美しく、外連味の無い美しさを少なくとも100年位は見せ続けてくれそうな為多用しております。

玄関
すす竹つめ打ち天井の和室 古材の大黒柱のある子供室
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