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    外観は質素・簡素、内観は艶やかに日本の色を散りばめた大洗の家

 


 南東面外観 庭完了 玄関扉上部の7色帯締遊び 
 
      
玄関ホール正面   玄関見返し 
日本の色を散りばめた家の出発点は「玄関・玄関ホールに窓がなく、
薄暗さを解消する意図」で「金もみ紙を壁と天井に張る手法」を選択しました。 
   
  ◆20数年も前の事ですが、山形県内の蔵屋敷を拝見した際、薄暗い闇の中で、金箔貼りの仏壇壁が艶やかさを放っていました記憶
   が強く残っておりました。迷わず「金もみ紙を用いる手法」を選択し実践しましたが、「玄関・玄関ホールは外連味の無い明るさを放
   ち大方好評の様」です。
  ◆30代中端の建て主さんの家「どうせなら、古代からの日本の色を散りばめた艶やかな住まい」にしませんかと提案し、建て主の叔
   父さんを「凸凹・刷毛むら一切問わぬから」と口説き、素人の初挑戦で、「朱赤と黒色のカシュー塗(現代漆)」・「天然植物油性塗料
   料バトンに依る、黒色とマリンブルーを塗る」、更に「無色透明な天然植物油脂100%の匠の塗油」を塗布して頂きましたが、見事な
   仕上がり振りとなりました。
  ◆建て主参加を願う方々は、ぜひお目通しの上、実践ください。「楽しい家づくりの思い出」が残ります。
 
 着物地麻の葉紋様「親(白・黒)子(紅)」で遊ぶ
 
 母室内天井着物貼り   黒麻の葉模様が立体にへんげする姿をUPで写す
     
1階階段ホール「茜と朱赤の帯2本で遊ぶ」  
     
 階段踊り場から見下す   WC引違ィ戸を写す
     
2階の居間 「マリーンブルーと朱赤の蛍光灯台座」で遊ぶ  
     ◆腰板と天井板にマリーンブルーを塗布。 

 ◆単なる蛍光灯器具にカシュー朱赤塗りの台座を設置し、
  艶やかな日本の色を散りばめた。
  
  一転 2階お茶室は「静寂さを求め墨黒色で統一」しました。
   ◆壁は、墨黒色の京壁塗。天井と戸襖は墨黒色の
  西ノ内和紙貼り仕上げ。

 ◆床柱下部の黒カシュー塗は「通称竹の子面」と呼ぶ
  遊び心の手法です。

 ◆床框下に見える「朱赤色は陰影を求めつくった凹部
  個所をカシュー朱赤塗」をしました。
   
 
 

◆参考

■出発点
2015年1月7日「米沢町の家で使う予定の百年生杉柱材80本入手しましたから下見して下さい」の連絡を受け、大工棟梁の作業場で検品。

しかし、80本中合格した柱材はたったの3本
この惨状でも木造の家創りの際に、小口2面+4面=合計6面の木材検品をせずに新築しますか...?