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『90年仕様のRC基礎・1才3才祖母同居・工事経過毎に参加』

■画像0。

●現場に張り付く意図は見え隠れてしまう悪玉の腐植土=黒土を摘出し安定地盤の関東ローム層にRC基盤を載せる事にある。南側底盤の1ヶ所に黒土が露出、即掘り起こしを指示し摘出しました。

 

■画像1。

建て主立ち合いのもとで撮影。

左は『底盤RC(鉄筋コンクリート)基礎』。

右は『立ち上がりRC基礎』。

共に『●設計指定90年仕様コンクリートの呼び強度36N、水セメント比40%以下、スランプ15㎝以下(許容差±2.5)、コンクリートの単位水量172㎏以下(以下である事を厳守)、コンクリートの空気量4~6%(許容差±1.5%)、コンクリート中の塩化物含有量も測定する』。

 

◆但し①スランプ+②コンクリート空気量+③塩化物含有量以外はJAS工場発行の運転手持参の納入伝票内容をチェックする。①・②・③は現場で測定し範囲内を確認してから打設開始OKを告げる。

◆この手法は設計監理者として官庁・民間を問わず通常行われる基本的行為です。又画像3~4の強度試験実施+試験データーを建て主さんに提出する事も基本的行為です。検査記録+画像にして置けば建て主参加の証し+良品質の証しは100年先まで示せます。

◆特に画像1の右は長男さん3才も参加した証し=私が追い求める100年住宅の中間時点の50年後、彼は53才・改めて彼の子供の代まで生き残れるか否かは=内観・外観が貧相に映るか否か が生き残れるか・取り壊しかの分岐点になります。故に奇抜さはご法度です。

 

■画像2。

左は『7月8日に底盤RC基礎打設』

右は『7月22日に立ち上がりRC基礎打設』を示す画像。

 

■画像3。

左は『7月15日に材齢7日底盤RC強度試験3本=29.9・29.3・30.0 の平均強度は29.7N/㎟ 及び 塩化物含有量は平均.0.084㎏/㎥』。

右は『7月29日に材齢7日立ち上がりRC基礎強度試験平均強度は312N 及び 塩化物含有量は0.077』。

 

■画像4。

左は『8月5日に材齢28日底盤RC強度試験の平均強度は44.6N』。

右は『8月19日材齢28日立ち上がりRC強度試験の平均強度は42.8Ñ』。

 

◆参考

『一般的使用されているRC呼び強度=21N~24Nは耐用年数約30年仕様(水セメント比65%以下・スランプ18㎝以下・コンクリートの単位水量185㎏以下』

口悪く言えば、『水浸しコンクリートと云われる製品』と『私指定90年製品との価格差は1㎥当り1000円のUP=当住宅のコンクリート打設量は約40㎥×1000円で4万円+強度試験4回×1万円で4万円の合計8万円也』で90年製品の安心・安全な長寿命RC基礎が打設出来るのです。鉄筋の腐り対策=水セメント比40%以下+スランプ15㎝以下+単位水量172以下が役立つのです。ご活用下さい。

 

■画像5。

北西面の外観。

屋根は『カラーガルバリユウム鋼板厚さ0.4mm縦平葺』。
外壁は『モルタルリシン掻き落し・塗り厚さ21mm・高気密外張り断熱・通気構法。アルミサッシを開けても外部からは見えにくいという防犯と、昼夜を通し自然の通風換気を兼ねる杉赤身縦木格子付』。

 

■画像6。

『1・2階東面外観、2階の屋根下にバルコニーを設置+洗濯物を干しても見え難くする意図で杉赤身縦空格子壁を巡らしました』。

 

■画像7。

『玄関・玄関ホールの間口約2.7m×奥行約3.6m=約6帖相当の広さの中庭』。
『材料はつくば中菅間の木蔵、土瓦交換した際に私が無料で頂きました古土瓦をそのまま縦に埋め込み+当家植栽の千両・万両を数株と南天を1株に地面隠しに竜ノ髭小芽』を植え込みました。『正面壁の額装は書家の祖母のひらがな文字・幼児たちへの情操教育』を兼ね設計段階で軸用釘を図示しました。

 

■画像8。

左は『若夫婦と1才3才の引違ィ戸付の下足入れ』。

右は『祖母用下足入れ+額装は亡き祖父がお描きなった絵』。

右奥に見えます戸襖には『祖母の椿紋様帯を活用し幼子達に祖母室への出入口』を表現しました。

 

■画像9。

左は『居間と台所の境に設置した創りカウンター・居間で用いる日用雑貨品の引き出し・戸棚・本棚+パソコン収納戸棚と目隠し用2本引強化ガラス戸』

右は『台所の生活電気用品+食器収納戸棚・米びつ・酒瓶・醤油瓶等の収納戸棚+天ぷら等調理の際の引き出し式スライドテーブル』をそれぞれ備えました。

 

■画像10。

左は『祖母和室9帖+4.5帖』。

右は『祖母室内の床の間。床柱と床框は既存住宅の古材=先代さんの形見として再活用』。

◆『畳多用の意図は私の祖母が晩年・板の間と畳床との段差3㎝により転び骨折の連続体験から転んでも骨折し難い畳床を愛用』。

 

■画像11。

左は『2階から下る階段』。

右は『1階から上る階段』。

『階段の有効内法幅は1021mm』、『踏面は260mm・蹴上は約180mmの16段上り・工事期間中、1才の長女も母の手に寄り添い自力で上りました緩やか階段』です。

 

■画像12。

左は『祖母の紅と濃紺の着物地を戸襖に張りました長女室』。

右は『巳年生まれの長男室・魔法の笛を吹くと蛇が壺の中から踊り出る絵+蕾壺(つぼつぼ)紋様の組み合わせを長男室の戸襖』に張りました。

◆『つぼつぼとは国語大辞典(小学館)に依れば、稲荷神社の神饌に用いた小さな土器の窪杯。後に形が変化して子供の玩具となった。底が平たく、中ほどはふくれ口せまい土器とある』。

 

■画像13。

『建て主ご夫妻にて各部屋で用いる杉の腰板厚さ12mmや北欧松厚さ21mmの床板等に素人さんでも失敗せずに塗れる匠の塗油(とゆ)を家創りの一貫としてお願い』しております。
意図は、約7年~10年位の周期で再塗装を行えば床板塗装の維持管理が楽になります。つまり最初に体験すれば再塗装もご夫妻で出来る体ならしです。

 

●茨城に帰省して見渡せば、農家の方々の大半は、屋根の再塗装・植木の手入れ等自分たちで出来る事は全て行う習慣がある事知り、受け継ぐ良き事例として展開中。特に内部の木部の再塗装は危険の確率が低い作業です。ご活用下さい。

✖注文住宅にも拘わらず、現場は危険と称し、建て主さん達を極力入れまいとする家創りが主流の様ですが、わが家づくり過程で・要所・要所を見学出来ぬ注文住宅は私に言わせれば注文住宅に非ずと感じますが?。工事中に疑問が生じぬ家創りはあるのですか?。無論注文住宅の工期と建売住宅の工期は異なります。注文者と請負者の合意があって商談が成立するはずです。