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           桐合板と洋紙を多用した茨城県住宅供給公社の建売住宅。



(茨城県水戸市)敷地の形状は、6角形の変形の上に駐車場がど真中に設置済でした。更に敷地は道路より800・高く、その様な敷地をどう活用しようかが計画の出発点でした。建売りの為、住み手の姿は全く見えません。 やむを得ず4人家族の自ら住む住まいをつくることを前提に計画しました。

道路より800・ほど高い敷地形態を活用し、1階に駐車場と物置を設けました。一部は大地に接する平屋建でありながらその一方で2階建となるスキップフロア型の住まいです。建売り住宅の設計者としては当然、即日完売が可能な家造りが求められます。購入者を40〜50代と設定し、「その女性たちが共鳴する感性をもつ住まい」を求めて桐合板と洋紙を多用しました。運よく販売初日に3組の買い手がつき、即日完売した住まいでした。


■1994年 第7回茨城建築文化賞受賞

■1995年 第3回ふるさとの住まい振興賞受賞



    雑誌「住宅建築」1996年1月号掲載

    「和と洋の心を活かす住まい」に収録
    ライフスタイルで考える4 (彰国社)

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